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2008年12月

ラストチャンス!! ~フィリピンに向けて⑲~

『畳み掛ける攻撃』

12月21日日曜日、天気は良好。

この日の朝はJICAのホステルで迎えました。

モラトゥワに向かうには普段寝泊りしてるナーワラよりも、バンバラピティヤにあるホステルから向かったほうが楽なので、金曜から泊まっていたのです。

しかし、普段はクーラーを使っていないので慣れていないせいか少し風邪気味。

鼻水が止まりませんでした。

この日は同期の坂本英樹隊員も練習に参加とのことだったので、二人で準備をし朝7時45分ホステルを出発、モラトゥワ大学に向かったのでした。

10分位走っていると、コーディネーターのディネッシュから電話が・・・・

「こんな早くに何だろう・・・・」

多少の不安を感じながら電話に出ると、予想通りあまりよくない内容でした。

どうやら、土曜の練習を終えて選手たちがモラトゥワの大学の寮に泊まっている時にLTTEがいるか軍隊が見回りに来たみたいで、当然大学生でない彼らはホステルに内緒でいることがばれ、どうやら問題になったみたいです。

しかし、そうならそうと前日に言ってくれればいいのに・・・・

もしかしたら、その件の影響で大学のグラウンドを借りれなくなる可能性が出てきたので、一時待機するようにとの連絡でした。

このように、泊まるところも毎回探さなければいけないというのも大きな問題です。

一つの所にチーム全員が泊まれれば問題ないし、野球の話も思う存分できる。それにチーム一つになれる。そう思っているのは選手も同じみたいです。

さて、グラウンドが使える使えないにしろ、道具を取りに行かなければいけないということで、朝ごはんをカデー(レストランみたいなとこ)で食べた後、向かいました。

向かってる途中でもう一回電話が来て、グラウンドは問題なく使えるとのことだったので、安心してグラウンドへ。

着いてから事情を詳しく聞き、野球協会の人たちも含めてもう一度話をする必要があると感じました。

やはり選手、協会の人たち、すべての人たちで協力してやっていく必要がある!!

さて、この日はモラトゥワ大学との二回目の練習試合。

同期の根岸隊員も応援に駆けつけてくれました。

毎回仲間が来てくれるのは本当にうれしいです。

ひできち、ねぎちゃんありがとう。

さて、前回の試合であがった課題、それは“畳み掛ける攻撃”、それを選手にもう一度試合前に話し、今回の試合は3回までに6点以上取るという目標を設定しました。

先発アミラ。

前日にお腹を壊し、病み上がりのでしたが何とかエースの意地を見せて欲しいと思い、マウンドに送り込みました。

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初回の立ち上がりは上々。

三人で仕留め、攻撃にリズムを作ります。

一回裏の攻撃。

一番シャーリタがヒットで出塁、二番ガンマンピラも続き、ノーアウト一二塁で三番は最近絶好調のコーサラ。

初球のストレートを叩くと打球は鋭いライナーでレフトへ。

当りはよかったのですが、不運にもレフト正面。

しかし、犠牲フライには十分。

まずは一点を先制しました。

幸先いいスタートでしたが、後続が倒れ、初回は一点止まり。

その後二回の表。

アミラが二本のホームランを浴び、4点を奪われます。

過去3試合で初めてリードを許し、追う立場に。

普段とは違う状況に、選手たちは焦るのか??

と思いつつもその裏、負けじとナショナルチームも4点を奪い返し一気に逆転!!

5-4とリードします。

しかし、先発アミラ、ピリッとしません。

その裏も一点を奪われ5-5の同点に追いつかれます。

その後3回、4回の攻撃も無得点に終わり、五回表までは5-5の同点でした。

目標の3回までに6点どころか、4回まで5点しか取れずなおかつ同点。

残塁も多く、ここぞという場面で抑えられてしまいました。

5回、6回と4点ずつ、7回は10点を奪う猛攻を見せ、23-5で勝ちましたが、やはりまだまだ課題は山積みでした。

アミラも3回以降はいいピッチングを見せましたが、しかし、5点は取られすぎです。

計3本のホームランを浴びたのは反省材料には十分でした。

打線にしても守備にしても、どうしてそういう結果が出たのか、選手には毎回毎回しっかりと考えて欲しいし、大事なのは結果だけでなく、内容もだというこが選手に伝わって欲しい、そう思います。

だから必ず試合後にはペナルティ。

勝って浮かれるな!!

勝って兜の緒を締めよ!!!!

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ラストチャンス!! ~フィリピンに向けて⑱~

『攻撃は守備から』

12月20日土曜日、今年もあと少しで終わり。

「一年が過ぎるのは早いな~」と実感しつつ、去年のことを思い出していました。

去年のこの時期は、毎年恒例のスリーパーダ登山をレク委員長として計画していた頃です。

買い出しに行ったり、バスの予約をしたりと結構忙しかった記憶があり、野球で忙しかった記憶はありません。

12月というと学校が長期に休みに入る月で、そして試験などもあるため野球はどのチームも練習しません。

また、雨季に入ってることにより、雨の日も続くのが普通です。

しかし、今年は野球ができます。

まずはスリランカ全体の気候が大きく変わりつつあります。

普段雨の降る時期に雨が降らず、降るべき時期に降らないといった感じです。

また気温が低い日々が続いたり、高い日々が続いたりと不安定になっています。

しかし、今月は雨季のはずが雨が降らないお陰で十分な練習ができています。

これはラッキー!!

また今年は大学選手権が1月3日、4日に行われる予定です。

なので、コロンボ大学、モラトゥワ大学などの大学でコーチをしにいきます。

週末はナショナルチーム、平日は大学のチームで練習です。

大学生は時間があるため、テストなどと重ならない限り、たっぷりと練習をすることができます。

また、スリランカの中でも大学に行ける子達は相当優秀なので、ルールなど一回教えてことは頭ですぐ理解してます。

スリランカの全体の野球レベルをあげるためには、大学で野球を行うことは必要不可欠なのです。

さて、土曜日のナショナルチームの練習はモラトゥワ大学のグラウンドで行われました。

この日も天気は良好で、日差しも強く野球日よりでした。

キャプテンのアミラがお腹を壊し、練習に来れないという状況もありましたが、テストが終わり、今週から練習に参加した副キャプテンのガンマンピラがしっかりとチームをまとめてくれました。

この日、頭にあったのは前回日曜日の試合での課題でした。

一つは、暫くぶりの練習と試合だったため、守備ミスが多かったこと。

もう一つは試合で畳み掛けるバッティングができなかったことです。

この二つをしっかりと克服できるような練習をする必要があると思いました。

そのため、午前中は守備を重点的に行いました。

最初に行ったのはボール回し。

早く正確に投げることをもっと磨くこともこのチームには必要不可欠。

そして、いつもよりも長く、そしてノックの数を増やしました。

特に外野手はゴロの処理を正確に行うことと、真ん中に落ちる打球を意識して打ちました。

内野手はゆるいゴロをしっかりと捌けるように基本を確認しながらのノックになりました。

いつもよりも休憩時間を少なく、そして長い時間守備練習をしていたので多少の疲れは見えましたが決して妥協せずに行えたこともよかったと思います。

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午後はバッティング。

生きたボールを打たせたいために実戦形式で行いました。

全部で自分を含めて14人。

そのうちサミーラは前回の試合で負傷してたため審判をやってもらい、もう一人はナショナルチームの選手でなく大学の選手で練習を手伝いに来てくれていたのですが、途中で用事があり抜けなければならないかったので、実際は全部で12人。

しかし、アシタも手を負傷してバッティングをすることができないので打撃をできる選手は自分を含めて11人。

なので自分とチンタカは投手のみ、アシタは守備のみを行うことにして、3人3チーム作り、3アウト交代で行いました。

チンタカを投手にしたのは、チンタカは生きたボールを投げるいい投手だからです。

試合形式の投手としてはうってつけです。

Tバッティングやフリーバッティングも必ず必要な練習ですが、生きたボールを打つことは試合で大きく役に立つと思います。

自分も久しぶりのピッチング。

さすがに久しぶりだと体もガチガチ、ボールもいかないいかない。

でもだましだましのピッチングをすることはできました。

最近バッティングで調子いいのがコーサラ。

前回の試合でも大当たり。

一ヶ月前に比べるとスイングがシャープになったのを感じます。

多分家で相当振り込んでいる。。。。。はず・・・・

とにかく彼の調子の良さは他のチームメートにも刺激を与えてくれています。

打順を変えることも彼らには相当な刺激なので。

そうやって悔しい気持ちを練習にぶち当ててくれると、コーチをしていてすごく嬉しいですね。

それで尚且つ結果が出れば最高!!

そう思いながら、この日も練習を終えたのでした。

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ラストチャンス!! ~フィリピンに向けて⑰~

『更に上を目指して』

12月14日、約二週間ぶりのナショナルチーム。

グラウンドはコロンボ県のモラトゥワにあるモラトゥワ大学のグラウンド。

雨季が終わり、この日は天気良好。

最高の野球日和となりました。

この日の予定は午前練習、午後モラトゥワ大学との練習試合。

モラトゥワ大学の野球チームはスリランカにある大学の野球チームの中で最も強いチームで、過去大学の大会3連覇を成し遂げている強豪です。

久しぶりの練習の上に午後は試合だったので不安も多少感じていましたが、何とか鈍った勘を取り戻そうと、午前中はできる限りの練習をし、準備をしました。

やはり久しぶりの練習ということもあり、選手の動きも鈍かったし、ミスがいつもよりも多く、怒鳴る声もいつも以上でした。

試合が始まったのは2時前。

先発はチンタカでした。

チンタカも久しぶりのピッチングだったので、ボールのキレがいつもよりもないように見えましたが、その分コントロールに気を遣って投げていたので、要所要所ではしっかりと抑え、5回1失点の好投でした。

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打線の方はというと相手の軟投派サウスポーに3回3得点と、なかなか畳み掛ける攻撃ができません。

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やはり、勝ち進んでいくためには相手が追いすがるのを諦めるくらいの大量得点をとって畳み掛ける攻撃が必要だと思います。

4回には8点を奪う猛攻を見せましたが、できれば序盤の3回までにそれをして欲しいのが自分の望む野球です。

前回のリッチモンド、今回のモラトゥワとの試合を通して、その課題が浮き彫りになったのは、ある意味大きな収穫でした。

エンジンを初回からフルに動かせるチームになって欲しいです!!

さて、先発チンタカの後は6回からマーランがマウンドに上がりました。

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マーランはサイドスローからキレのある直球とシュートを投げる期待の投手です。

彼のストレートのノビは将来性を感じさせます。

マーランは味方のエラーから一点を失いますが、ノーアウト満塁のピンチを三振三つで凌ぎ、まずまずのできでした。

彼の今後の成長もチームにとっては大きな希望です。

そして最終回マウンドに上がったのは、普段サードを守っているシャーリタ。

彼はストッパーとして考えている選手です。

今回が試合での初登板となりましたが、最終回、ぴしゃりと三人で抑えてゲームセット。

終わってみれば、結果16-2と圧勝でした。

圧勝でしたが、課題は沢山ありました。

サインミス、エラー、序盤の攻撃、終盤のだらけなどなど。

課題も山積みですが、その分、チームはまだまだ強くなる!!!

そう思います。

これからも彼との練習が楽しみだと思いつつ、最後はベースランニング、ホームランを10本走らせて締めました。

今回もありがたいことにJICAの関係者の方々が応援に来てくれました。

ありがとうございました。

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思いは熱く、真っ直ぐ!!!

先週の金曜日から今週の月曜日まで、安全対策協議会、健康診断、ミュージックフェア、隊員総会、歓送迎会と様々なイベントがあったため練習が一週間休みになりました。

しかも今週は土曜日の練習がグラウンドの都合でなくなり、日曜日のみの予定です。

日曜日はモラトゥワ大学で午前中練習、午後は試合!

いよいよ二回目の試合が行われます。

モラトゥワ大学は大学の中でも強豪でいい選手が沢山集まっています。

そんな選手達と試合ができることはいい経験になるのではないでしょうか。

また大学の大会も1月に控えているため、大学生にもうってつけの試合になると思います。

今週はアミラがDSの野球チームとタイに遠征に行っているので先発投手を誰にしようか迷っています。

チンタカかマーランか、シャーリタ、ナウィーン・・・・うーん、悩む。

また、ガンマンピラとネランジャンが大学内の試験のため試合に来れません。

内野手の起用もいつもと変えなければ・・・・

それにしても全員の選手がいつ揃うことやら。

なかなかマイナースポーツである野球はスリランカ社会には受け入れられないもので、会社や大学もなかなか休みをくれません。

でも、そんな状況の中這いつくばってでも前に進んで、そして困難を乗り越えていけば、必ず順風満帆な状況でよりも得るものは大きいのではないかと思います。

スリランカ野球が彼らのお陰で発展して、いつかメジャーになって、そして何事もクリケットのように受け入れられるようになった時、この状況が懐かしめればいいなと思います。

今は真っ直ぐ、前を向いて進むのみ!!!

熱く、全力で駆け抜けろー!!!!

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ラストチャンス!! ~フィリピンに向けて⑯~

『39℃のとろけそうな日』

11月30日、天気良好!

この日のゴールは久しぶりに雨が降らずものすごくいい天気となりました。

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練習場所は前日に続き、リッチモンドのグラウンド。

前日に降ってできた水溜りも、この日の朝には跡形も無く消えていました。

天気の神様も味方についてくれているようです。

しかし、晴れたゴールは暑い暑い!!!

最近曇り空が多かったため、今までの練習で一番暑かったように感じました。

でも暑いときこそ、辛抱して忍耐力を付ける!!!

そうすれば必ず試合で生きるはずです。

でも暑かった~。

この日はいつも手伝ってくれる、カルなんぎが初めてのバッティングに挑戦。

コーサラがバッティングピッチャーを務めましたが、これがなかなかいいバッティング!!選手達も驚いていました。

一日一日があっという間に過ぎていく中、選手達も手伝いに来てくれる人達も一生懸命野球に取り組んでくれます。

そんな人達に支えられながら活動ができる幸せをしっかりと噛みしめて頑張っていきたいと思いました!!

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ラストチャンス!! ~フィリピンに向けて⑮~

『いつかは雨は上がって、晴れるさ』

11月29日土曜日、この日はリッチモンドのグラウンドで練習開始。

天気はというと、生憎の雨。

でも雨だからこそできる練習もあるはず。

いつもなら守備練習、バッティング練習と技術を磨く練習をしますが、この日はダッシュをしたり、筋トレをしたりと体力強化系の練習をしました。

特に投手が一番きつい練習をしたと思います。

2グループに分け、走る組と筋トレ組み。

走るのは主にポール間ダッシュ。

筋トレ組みは体幹部強化、肩甲骨、股関節の可動域改善を主にしたトレーニングをしました。

選手も辛かったようで、涼しい天気ながらも汗だくになりながら一生懸命頑張ってくれました!!

しごき甲斐があります。

トレーニングを2時間ぐらいしていると、いつの間にか雨は上がり空には晴れ間が覗き込んでいました。

ゴールは晴れるとすごく暑くなるので、水溜りどんどん無くなっていき、グラウンドもボールを使える練習ができるようになりました。

この日はクリケットがグラウンドを午後使う予定だったのですが、グラウンドを譲ってくれたので午後はバッティング練習や実戦形式の練習ができました。

本当にありがとう!!!

現在ナショナルチームに不足しているのは明らかに実践経験。

それを克服するためにはなんとしても練習試合を沢山重ねていく必要があります。

しかしながら、色々な問題でまだ一試合しかできていません。

何とか練習試合を組まなければ・・・・

この日も何人かのJICAの友人が駆けつけてくれました。

素直さんは2週連続の練習、カルなんぎは久しぶりに来てくれました。

みんな本当に素晴らしいマネージャーです。

ありがとう!!!

この日は夕方6時半まで練習をしました。

時間もできる限り無駄なく。これが自分が求める野球の練習です。

スリランカ人の選手たちもそれを理解してくれているのか、最後まで一生懸命やってくれます。

本当に感謝です。

ありがとう!!!

しかも久しぶりにバッティングもできて楽しかった~♪

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