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握手

握手。

それは時に人の性格や感情を表す。

俺はそう思う。

Mr. Guyの握手は力強くそして誠実だった。

今年最初のミーティング。

普通のミーティングだが、俺は感動した。

もちろんミーティングは初めてじゃない。

しかし、今までのミーティングは仲の良い者同士が集まって、もう片方のグループに対しての愚痴や不満を言うだけのものだった。

もちろん、仲もの悪いもの同士が一緒に集まるミーティングは一度もなかった。

スリランカという国は人間関係のしがらみがものすごく強く存在する。 特にスリランカ野球協会はそのいい例だ。

権力の濫用、嘘、ひいき、賄賂、私情で動く者、影で操る者、下の者を潰そうとする者。

スリランカ野球界だけではないが、特にスリランカの野球界はそれが強い。

今までの野球協会は幹部がスポーツ省に推薦された者たちである。

しかし、実際は野球のことを全く知らないド素人。

そして、一部の人間をひいきしたり、野球のことを考えず私利私欲のために動く者たちであった。

実際はその裏でずる賢くその幹部達を言いくるめ、騙して操っていた者たちもいた。

そいつらは、本当に野球を愛し野球に尽くす者たちの足をひっぱったり、いびったりする。

その問題には初代隊員も2代目隊員もぶつかっていたことだろう。

しかし、協力隊員が仲介役としていたため、なんとか野球を愛するスリランカ人たちもやってくることができた。

しかし、俺が赴任するまでの半年間、隊員がいなかったため、その間に問題は多くなり、多くの野球を愛する者たちが去っていった。

俺が赴任した頃には殆どが自分のことしか考えていない、野球協会の地位や名誉を利用しているものばかりが残っていた。

そんな中やってこれたのは子供達の笑顔と外からサポートしてくれるスリランカ人たちがいたからである。

外にいる者たちもやられっぱなしではない。 彼らは何とか野球協会を変えようと努力した。

俺のスリランカ人の親友の一人はスポーツ省になんとか選挙を行うように交渉した。

その交渉期間7ヶ月。

そしてやっとのことで12月スリランカ野球協会の占拠がスポーツ省で行われる。 スリランカのスポーツ関係で選挙が行われた協会は今までも一つもないらしい。

野球協会が初めてだ。

本当は中立でいなければいけない。

わかってるけど、正直な意見を言うと、俺も変わるように期待した。

結果は土壇場でも賄賂や裏切りもあり、なって欲しかった会長ではなくMr. Guyが会長となった。

昨日のミーティングが行われるまで、期待も何もなく過ごしていた。

どうせ変わらないだろうと・・・ しかし、今回は違った。

明らかに今までのミーティングとは違った。

殆どのコーチや野球関係者が集まり、そして意見を言い合っているではないか!!

普通は当たり前に行われるミーティングだが、スリランカ野球界はそれができずにいた。 当たり前のことが当たり前でない、だから途上国なのだ。

それを考えると上出来、嬉しくて仕方なかった!!!

しかし、なぜ変わったのか?

そう、それは新会長Mr. Guyの存在である。

彼はスリランカ・クリケット・ナショナルチーム元代表のキーパーである。

体は自分の二倍くらい。

そしてまさしくスポーツマンというタイプの人物だ。
彼は以前の会長のように野球のことをよく知らない。

なので前のようにずる賢いやつらに言いくるめられ、騙されてしまうのではないかと思っていた。

なにより彼を推薦した人物(俺の活動のパートナーなのだが・・・)がずる賢いやつだったからだ。

しかし俺は彼の力を見誤った。

彼は会議中も全てのものに意見を求め、そして話し合いをした。

すごいやり取りだった。

俺の語学力で100%聴き取るのは無理だが、彼は本当に嬉しい言葉を発していた。

「今日から新しいスリランカ野球が始まった。みんな一つになって進んで行こう!!」

当たり前のことかもしれないが、この言葉を会長から聞けたのは本当に嬉しかった。

もちろん今までのように期待はしない。

しかし、希望は持っていこう!!!!

やる気が出てきた!!!!!!!!!!

頑張ろう!!!!!!!!!

※写真は今年の元旦初日の出を見に行った時のものです。

スリランカで登ることができる一番高いスリーパーダという山に登りました。

きれいな初日の出最高でした!!

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